2025年04月04日
強力なAI処理機能を搭載の組込みボードコンピュータ
「AP-RZV2-0A」を発売
ルネサス エレクトロニクス社製のハイエンドAI MPU「RZ/V2H」を搭載し、最高クラスの電力効率で強力なAI処理を実現することができます。
AP-RZV2-0A
基板寸法:120×90mm(コネクタ、突起物除く)
株式会社アルファプロジェクト(本社:静岡県浜松市 取締役社長 岡本典久)は、 ルネサス エレクトロニクス株式会社(以下、ルネサス)製の最新MPU「RZ/V2H」を搭載した組込みボードコンピュータ「AP-RZV2-0A」を4月8日より発売いたします。
近年、半導体性能の向上によりクラウドを使用せずにデバイス内部でAI処理を行う、いわゆるエッジAIの需要が高まっています。
この需要に対応するため、ルネサスの最新ハイエンドAI MPUを搭載したボードを自社で設計/開発を行い製品化いたしました。なお、本製品の生産は日本国内のISO9001認証工場で行い、安定した品質で提供いたします。
本製品は、ハイエンドAI MPUの性能を活かすため、最大4台のカメラを接続することができます。また、ルネサス RZ/V2Hに搭載された強力なAIアクセラレータを利用して、高速なビジョンAI処理を行うことが可能です。主に、ロボット、画像検査装置、ドローン、監視カメラなどにおける物体検出、人検出、領域分類などのAIテクノロジーを必要とするシステムの研究開発、製品開発、学術研究などに最適な組込みボードコンピュータとなります。
特長

強力なAI 性能
電力性能10TOPS/Wならびにファンレス状態で最大80TOPSのAI推論性能を実現します。内蔵のマルチコアCPUなどを組み合わせて、高効率な処理を実装することができます。
また、OpenCV処理は、CPU動作と比較して最大16倍も高速に動作するアクセラレータを搭載しています。
※TOPS:システムが1秒間に何兆回の演算を実行できるかを表します。
※OpenCV:画像処理や画像解析、機械学習などの機能を備えたオープンソースのライブラリです。

4台同時接続可能なカメラ入力
映像入力としてMIPI CSI-2コネクタを4ポート搭載しており、最大4台のカメラを接続することができます。

高解像度グラフィック表示
映像出力としてMIPI DSIコネクタを1ポート搭載しており、液晶ディスプレイを接続することによりGUI表示を行うことができます。

PCI Express インターフェース
M.2スロットをアクセスしやすいボード上面に搭載しており、無線LANカードなどのM.2カードを装着することが可能です。

USB 3.2 Host x 2ポート
USB3.2 Gen2 Host(Type-A)2ポート、およびUSB2.0 Function(Type-C)1ポートを搭載しており、USBデバイスとの高速な通信が可能です。

回路図を提供
本ボードコンピュータで開発したソフトウェア資産を有効活用するため、回路図を提供します。

Linux SDKを提供
ソフトウェア開発キット(SDK)により、各種AI環境を実装可能です。
OpenCV、PyTorch、TensorFlow、Docker、ROS2など、システムの要求仕様により必要なAI環境を構築できます。
「AP-RZV2-0A」についての詳細な特徴、仕様、価格については、製品情報をご参照ください。
また、発売を記念しまして「RZ/V2スタートキャンペーン」を実施します。「RZ/V2スターターセット」を期間限定の特別価格にて提供いたしますのでご検討ください。
製品情報
- AP-RZV2-0A
- https://www.apnet.co.jp/product/rza/ap-rzv2-0a.html
- LK-RZV2-A01
- https://www.apnet.co.jp/product/rza/lk-rzv2-a01.html
- 製品カタログ(PDF)
- https://www.apnet.co.jp/support/cat/ct_rzv2-0a.pdf
プレスリリース(PDF)
■本件に関するお問い合わせ
- 株式会社アルファプロジェクト営業部
- E-MAIL : sales@apnet.co.jp
- ※ArmおよびCortexは、米国および/またはその他の地域におけるArm Limited(またはその子会社)の登録商標です。
- ※記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
- ※記載の内容は改良のため、予告なく変更する場合がございます。