2023年08月04日
SMARC® 2.1準拠システムオンモジュール
「αSMARC-IMX8MM」・「αSMARC-IMX8MN」を発売
株式会社アルファプロジェクト(本社:静岡県浜松市 取締役社長 岡本典久)は、国内のボードメーカーとしては初のNXP Semiconductors社製「i.MX 8M Mini」 / 「i.MX 8M Nano」アプリケーション・プロセッサを搭載したSMARC 2.1準拠システムオンモジュール「αSMARC-IMX8MM」/「αSMARC-IMX8MN」を8月8日に発売いたします。
システムオンモジュール(SoM)とは、コンピュータの基本構成であるCPU、メモリ、電源回路などを集積し、モジュール化したボードです。今回発売する「αSMARC-IMX8MM」/「αSMARC-IMX8MN」は、弊社から既に発売している「αSMARC-RZ/G2E」と同じSMARC規格に準拠した製品となります。SMARC(Smart Mobility ARChitecture)とは、組込み技術の標準化団体SGeT※で策定されたSoMの共通規格で、高い互換性と拡張性により柔軟でスケーラブルなシステムが構築でき、欧州を中心に普及が拡大しています。
「αSMARC-IMX8MM」 は、最大周波数1.6GHzで動作するArm® Cortex®-A53クワッドコアをベースに3DグラフィックスエンジンGCNanoUltraによるFullHDビデオエンコード/デコードに対応したNXP Semiconductors社製「i.MX 8M Mini」アプリケーション・プロセッサを搭載しており、周辺機能のUSB2.0、PCI Express、Gigabit Ethernet、MIPI® CSI-2などの高速インタフェースと、LCDやAUDIOなどの機能と組み合わせ、産業用途向けHMIなどのアプリケーションに最適です。また、動作温度は-20℃~60℃に対応し、高性能と高信頼性を兼ね備えています。
「αSMARC-IMX8MN」は、最大周波数1.4GHzで動作するArm Cortex-A53コアをベースに3DグラフィックスエンジンGC7000ULを内蔵したNXP Semiconductors社製「i.MX 8M Nano」アプリケーション・プロセッサを搭載しており、周辺機能のUSB2.0、Gigabit Ethernet、MIPI CSI-2などの高速インタフェースと、LCDやAUDIOなどの機能と組み合わせ、"i.MX 8M Mini"より小規模・低消費電力の産業用途向けHMIなどのアプリケーションに最適です。また、動作温度は-20℃~60℃に対応し、高性能と高信頼性を兼ね備えています。
「αSMARC-IMX8MM」/「αSMARC-IMX8MN」を利用することで、複雑なCPU周辺の設計が不要となるため、ユーザーは比較的容易なインタフェース部の設計に集中することができ、低開発コスト、市場投入期間の短縮を実現することができます。また共通規格であるSMARCに準拠しているため、その高い互換性によりモジュールの変更が容易で、アプリケーションに合わせたスケーラブルなシステムを構築できます。
「αSMARC-IMX8MM」/「αSMARC-IMX8MN」にSMARC規格準拠キャリアボード「αSMARC-EVB1」とLinuxBSP(Board Support Package)をセットにしたSMARC開発キット「αSMARC-IMX8MM-KIT」「αSMARC-IMX8MN-KIT」も同時に発売いたします。
※SGeT(Standardization Group for Embedded Technologies)
「αSMARC-IMX8MM」特長
- Arm Cortex-A53 Quad + Cortex-M4コア採用
「i.MX 8M Mini」アプリケーション・プロセッサ搭載- Arm Cortex-A53 Quad
- 最大1.6GHz
- Arm Cortex-M4
- 最大400MHz
- 3Dグラフィックスエンジン
- GCNanoUltra
H.264/H.265 Full HDエンコード/デコードに対応
- 大容量メモリを搭載
- eMMC
- 8GByte
- LPDDR4 SDRAM
- 1GByte
- 拡張性の高いインタフェース
USB2.0、PCI Express、Gigabit Ethernet、LCD(LVDS)、AUDIO、カメラ入力(MIPI CSI-2)、CAN
- SMARC2.1準拠
SoM共通規格「SMARC2.1」に準拠
- 標準OSにLinuxを採用
ソフトウェア開発とメンテナンスの負担を軽減
プリインストールOS Linux 5.10
- キャリアボードを提供
開発・評価用途のほか、設計リファレンスとしても利用可能
「αSMARC-IMX8MN」特長
- Arm Cortex-A53 + Cortex-M7コア採用
「i.MX 8M Nano」アプリケーション・プロセッサ搭載- Arm Cortex-A53
- 最大1.4GHz
- Arm Cortex-M7
- 最大750MHz
- 3Dグラフィックスエンジン
- GC7000UL
- 大容量メモリを搭載
- eMMC
- 8GByte
- LPDDR4 SDRAM
- 512MByte
- 拡張性の高いインタフェース
USB2.0、Gigabit Ethernet、LCD(LVDS)、AUDIO、カメラ入力(MIPI CSI-2)、CAN
- SMARC2.1準拠
SoM共通規格「SMARC2.1」に準拠
- 標準OSにLinuxを採用
ソフトウェア開発とメンテナンスの負担を軽減
プリインストールOS Linux 5.10
- キャリアボードを提供
開発・評価用途のほか、設計リファレンスとしても利用可能
SMARC規格準拠キャリアボード「αSMARC-EVB1」
製品情報
- αSMARC-IMX8MM
- https://www.apnet.co.jp/product/nx/smarc-imx8mm.html
- αSMARC-IMX8MN
- https://www.apnet.co.jp/product/nx/smarc-imx8mn.html
- αSMARC-EVB1
- https://www.apnet.co.jp/product/rza/smarc-evb1.html
- αSMARC-IMX8MM-KIT
- https://www.apnet.co.jp/product/nx/smarc-imx8mm-kit.html
- αSMARC-IMX8MN-KIT
- https://www.apnet.co.jp/product/nx/smarc-imx8mn-kit.html
- 製品カタログ(PDF)
- https://www.apnet.co.jp/support/cat/ct_smarc-imx8m.pdf
プレスリリース(PDF)
本件に関するお問い合わせ
- 株式会社アルファプロジェクト営業部
- E-MAIL : sales@apnet.co.jp
- ※ArmおよびCortexは、米国および/またはその他の地域におけるArm Limited(またはその子会社)の登録商標です。
- ※記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
- ※記載の内容は改良のため、予告なく変更する場合がございます。