2023年06月14日

社会インフラや産業用途に最適な
RISC-V搭載ボードコンピュータを発売

株式会社アルファプロジェクト(本社:静岡県浜松市 取締役社長 岡本典久)は、ルネサス エレクトロニクス社の64bit RISC-V CPUコアの汎用MPU「RZ/Five」を搭載した組込みボードコンピュータ「AP-RZFV-0A」を6月14日に発売いたします。

RISC-V(リスク ファイブ)はカリフォルニア大学バークレー校で開発されたオープンソースライセンスのCPUアーキテクチャで、ライセンス費用が不要で、自由にカスタマイズが可能であることから、Armアーキテクチャに代わるCPUとして、近年注目を集めています。RISC-Vを管理するRISC-V Foundationには400社近い企業・団体・教育機関が加盟しておりRISC-V搭載チップは既に100億個以上出荷され、今後ますます普及していくものと思われます。

本製品は、ルネサス エレクトロニクス社製「RZ/Five」を搭載し、最⼤周波数1GHzで動作する64bit RISC-V CPUに、標準OSにはLinuxを採用しており、産業用途ゲートウェイ制御機器などのIoTエッジデバイス向けアプリケーションに最適です。

⾼速アクセス可能なDDR3Lメモリを搭載し、周辺機能として、GigabitEthernet、USB、microSD、CAN FD、シリアルI/Fなどの汎⽤インタフェースに加え、Pmod™コネクタを2ポート搭載しており、市販のPmodモジュールを利⽤することで、さまざまな機能を拡張することができます。

Pmod : Digilent社が策定した拡張インタフェースの標準規格。各社よりセンサ、表示器、通信など様々な機能モジュールが発売されている。

特長

  • 64bit RISC-V CPUコア(RZ/Five)搭載

    最大動作周波数1GHz

  • 大容量且つ高速アクセス可能なメモリ搭載

    QSPI Flash 64MByte、DDR3L SDRAM 512MByte

  • Pmodインタフェース 2ポート搭載

    市販のPmodモジュールを利用することで、さまざまな機能が拡張可能

  • シリアルインタフェースコネクタを装備

    周辺拡張アダプタを接続することで、さまざまな機能を拡張可能

  • CAN通信用コネクタ装備

    CANトランシーバアダプタを接続すれば、簡単にCAN機器との通信が可能

  • 標準OSとしてLinuxを採用

    ルネサス エレクトロニクス社が提供する動作検証済みパッケージ「RZ/Five Verified Linux Package」を採用、CIP (Civil Infrastructure Platform) Linuxカーネルで長期のメンテナンスサポートを実現

  • 外部拡張が容易

    必要な信号線が外部接続用コネクタに引き出してあり、簡単に拡張可能

  • 回路図・サンプルプログラムを提供

    開発作業の着手がスムーズで、教育や研修用にも最適

AP-RZFV-0A製品写真

AP-RZFV-0A

基板寸法:100x80mm(コネクタ、突起物除く)

AP-RZFV-0A+Pmod製品写真

Pmod搭載例

Linux開発キット「LK-RZFV-A01」

AP-RZFV-0A専用のLinux開発環境です。
microSDカード(Linuxプリインストール済み)、ACアダプタ電源、LANケーブル、USB変換アダプタのほか、スタートアップガイドなど各種ドキュメントも含まれていますので、お客様はすぐに開発にとりかかることができます。

LK-RZFV-A01製品写真

AP-RZFV-0A
https://www.apnet.co.jp/product/rza/ap-rzfv-0a.html
LK-RZFV-A01
https://www.apnet.co.jp/product/rza/lk-rzfv-a01.html

プレスリリース(PDF)

本件に関するお問い合わせ

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