2019年03月28日

主要な産業用ネットワークに対応したボードコンピュータ
「AP-RZN-0A」を発売

株式会社アルファプロジェクト(本社:静岡県浜松市 代表取締役 伊達隆昭)は、ルネサス エレクトロニクス社のRZファミリ「RZ/N1D」を搭載した組込みボードコンピュータ「AP-RZN-0A」を開発いたしました。本製品は、マルチプロトコル産業ネットワークに対応しており、さまざまな分野の産業機器向けに組込まれるボードコンピュータとして4月1日から受注を開始いたします。

昨今、製造業を中心にインダストリー4.0(第4次産業革命)への取り組みが始まり、具現化しつつあります。
インダストリー4.0では、設備と管理システムをネットワークで結び、IoT機器やAI技術なども活用することで、無駄のない効率的な生産システム(スマートファクトリー)の構築を目指しています。
従来、多くの産業設備は、フィールドバスと呼ばれる比較的データ量が少ない通信に特化したネットワークで接続されています。そのため、膨大な量のデータがやり取りされるインダストリー4.0では、従来のネットワークに代わる高速で信頼性の高い産業用ネットワークが必要不可欠となっております。

今回発売する「AP-RZN-0A」は、ルネサス エレクトロニクス社のマイクロプロセッサ「RZ/N1D」を搭載し、その内蔵機能である「R-INエンジン」により主要な産業用ネットワーク(EtherCAT、Ethernet/IP、PROFINETなど複数の規格)に対応するとともに、高速なレスポンスと高い信頼性とセキュリティを実現しております。
IoT機器、産業ロボット、計測機器、ゲートウェイ、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)など、さまざまな分野の産業機器に組み込むことができます。

また、開発用ソフトウェアとしてLinux開発キット「LK-RZN-A01」も4月1日から受注を開始いたします。「AP-RZN-0A」のソフトウェア開発に必要なOS、デバイスドライバ、サンプルプログラムなどが揃っておりますので、購入後すぐにソフトウェア開発に取りかかることができます。

AP-RZN-0A 特長

  • Arm Cortex-A7プロセッサ採用「RZ/N1D」搭載

    Cortex-A7 500MHz デュアルコア
    Cortex-M3 125MHz(R-INエンジン)

  • 大容量メモリ搭載

    QSPI FlashROM 64MByte
    DDR3 SDRAM 256MByte

  • イーサネットポートを5ポート搭載

    Ethernet 10/100/1000BASE対応 1ポート搭載
    Ethernet 10/100BASE対応 4ポート搭載

  • 豊富なインタフェース

    USB、microSD、CAN、シリアル(UART) I/Fほか

  • 無線モジュール インタフェース搭載

    当社製 無線LANモジュール「WM-RP-10」

  • 外部接続用コネクタへ拡張に必要な信号線を引き出してあり、I/O等の接続が容易
  • マルチプロトコル産業ネットワーク対応
  • 標準OSにLinuxを採用

    ソフトウェア開発キットとして「LK-RZN-A01」をご用意

  • 回路図・サンプルプログラムを提供

    開発作業へスムーズに着手いただけるとともに、教育や研修用に最適です。

AP-RZN-0A製品写真

「AP-RZN-0A」 詳細: https://www.apnet.co.jp/product/rza/ap-rzn-0a.html

「LK-RZN-A01」詳細: https://www.apnet.co.jp/product/rza/lk-rzn-a01.html

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