ストレージ製品
インテリジェント コンパクトフラッシュリーダ/ライタ
CFD-20SC
(ケースタイプ)¥37,800(税抜)販売終了品
CFD-20SF
(フレームタイプ)¥34,800(税抜)販売終了品
新規購入をお考えのお客様は、「CFD-31S」をご検討ください。
CFD-20SはDOS互換ファイルシステムを搭載したコンパクトフラッシュ専用リーダ/ライタです。従来品「CFD-10S」にくらべ、CF Type2規格への対応やFAT32ファイルシステムの搭載など、機能を大幅に強化しました。
インタフェースにはRS-232(EIA-574)を採用し、シリアル通信ポートを備えた機器やマイコンに簡単に接続できます。
小ロット製品でファイルシステムを組込む余裕がない場合や、既存の機器にコンパクトフラッシュリード/ライト機能を付加したい場合などに最適です。また、機器開発期間の短縮にも有効です
特長
-
- コンパクトフラッシュ Type2に対応
- あらたにCF Type2規格に対応しましたので、コンパクトフラッシュのほかマイクロドライブなどもご利用いただけます。
-
- FAT32ファイルシステム搭載
- FAT32に対応したDOS互換ファイルシステムを搭載しているので、ホストにOSや複雑なファイルシステムを実装する必要がなく、簡単なコマンドのやり取りだけでファイルの操作をおこなうことができます。
-
- 広温度範囲対応
- -10~60℃まで動作可能になりました。より幅広い用途にご使用いただけます。
-
- 低消費電力
- 新規回路採用により、弊社従来品「CFD-10S」に比べ、消費電力を半分以下に削減しました。
-
- RS-232(EIA-574)インタフェースを採用
- 接続が簡単で、既存機器への拡張にも利用できます。通信速度は2400~230400bpsまで広範に対応しています。
-
- 用途に合わせて2種類のタイプをご用意
- 機器外付け用のケースタイプ(Cタイプ)と、機器内蔵用に適したフレームタイプ(Fタイプ)の2種類をご用意しました。
-
- TTLインタフェース装備(CFD-20SFのみ)
- 3.3V系および5V系マイコン回路のシリアルインタフェースと直結することができます。
-
- ファイル操作ユーティリティ「CF-Explorer」添付
- CFD-20Sをパソコンに接続して簡単にコンパクトフラッシュのファイル操作ができます。
-
- ユーザーサイドでのファームウェアバージョンアップをサポート
- プログラムメモリにFlashROMを採用、ユーザーサイドでのバージョンアップが可能です。
- 機能アップやバグフィクスされた最新版のファームウェアをすぐにご利用いただけます。
主な用途
- SRAMバックアップ等の代替用途に
- データロガー等の大容量ストレージメディアが必要な機器に
- パラメータデータやプログラムデータの保存に
仕様
対応カード | Type1/Type2 コンパクトフラッシュカードおよびマイクロドライブ 4M~1Gbyte (2003年12月現在 確認済みCF-CARD) |
---|---|
コマンドモード | キャラクタコマンドモード/バイナリコマンドモード |
I/F | 調歩同期シリアル RS-232、TTL(SFタイプのみ) 使用信号線 RxD/TxD/CTS/RTS/GND 2400 / 4800 / 9600 / 19200 / 38400 / 57600 / 115200 / 230400 bps |
日付/時間 | 専用時計IC(スーパーキャパシタにより、電源OFF後 最大約170時間保持) |
表示 | パワーLED、CARD検出LED、アクセスLED、通信LED |
各種設定 | DIP-SW 8ビット |
コネクタ | RS-232(D-Sub 9pinオス) TTLコネクタ(CFD-20SFのみ) 電源ジャック(ACアダプタ専用) |
CFカードスロット | Type2 1スロット |
CF-Explorer | Windows®95/98/Me/NT4.0/2000/XP 対応 |
電源 | DC5V ±5% |
動作環境 | -10~60℃(結露なし) |
消費電流 | MAX 60mA(待機時、CFカード未挿入) |
寸法 | 75(W)×100(D)×30(H)mm、約210g(CFD-20SC) 105(W)×87.2(D)×35(H)mm、約120g(CFD-20SF) ※ケーブル、突起物除く |
付属品 | マニュアルディスク、ユーティリティディスク、D-Sub 9Pinケーブル ACアダプタ 入力:AC100~120V 50/60Hz 0.3A、出力:DC5V 2.3A |
ファイルシステム仕様
対応FAT | DOS互換(FAT12/FAT16/FAT32)、ロングファイルネーム対応(VFAT対応) |
---|---|
同時ファイルオープン数 | 2 |
最大ファイルサイズ | 論理上 2Gbyte |
ワイルドカード | 一部コマンドのみ対応 |
ディレクトリ構造 | 対応 |
日本語対応 | Shift-JIS |
コマンド一覧
コマンド | コマンド番号 | 内容 |
---|---|---|
vl | 81h | ディスクボリューム名の取得/変更 |
dk | 82h | 総ディスク容量と残り容量の取得 |
ci | 83h | カード情報(CIS)の取得 |
fm | 84h | カードのフォーマット ※systemコマンド |
tm | 85h | 時刻の設定、または時刻の取得 |
dt | 86h | 日付の設定、または日付の取得 |
fl | 91h | ファイルリストを取得する |
cp | 92h | ファイル複写 |
dl | 93h | ファイル削除 |
rn | 94h | ファイル名変更 |
sa | 95h | ファイル属性変更 |
ga | 96h | ファイル属性取得 |
cd | 98h | ディレクトリ変更 |
md | 99h | ディレクトリ作成 |
dd | 9ah | ディレクトリ削除 |
wd | 9bh | 現在のワークディレクトリ取得 |
op | a1h | ファイル1オープン |
cl | a2h | ファイル1クローズ |
rd | a3h | ファイル1の読み込み |
wr | a4h | ファイル1の書き込み |
sk | a5h | ファイルポインタ1の移動 |
lc | a6h | 現在のファイルポインタ1の取得 |
op2 | a7h | ファイル2オープン |
cl2 | a8h | ファイル2クローズ |
rd2 | a9h | ファイル2の読み込み |
wr2 | aah | ファイル2の書き込み |
sk2 | abh | ファイルポインタ2の移動 |
lc2 | ach | 現在のファイルポインタ2の取得 |
su | b0h | CFD-20Sのリセット |
vr | b1h | CFD-20Sのファームウェアバージョンの取得 |
st | b2h | ステータス情報の取得 |
sl | b3h | スリープ命令 |
nak | 15h | 再送要求 |
error | c0h~ffh | エラー応答メッセージ |
DOS互換ファイルシステムとは
Windows®パソコンで読み書きが可能なファイルのフォーマットを一般的にDOS互換フォーマットと呼びます。
DOS互換ファイルシステムとは、これらのファイルを扱うことのできるソフトウェアやハードウェアのことを示し、CFD-20Sで作成されたファイルはWindows®パソコンで読み書きができます。
また、その逆にWindows®パソコンで作成されたファイルをCFD-20Sで読み書きすることもできます。
※パソコン上でコンパクトフラッシュを読み書きするには、市販のコンパクトフラッシュリーダ/ライタ等が必要になります。
ダウンロード
- CFD-21S ハードウェアマニュアル 2007.10.31 2版
- CFD-20S ハードウェアマニュアル 2005.08.25 3版
- CFD-20S/21S CompactFlash 対応表 2007.09.17 2版
- AN601 ハードウェアフロー無効化について
バージョンアップ情報 | バージョン | 更新日 |
---|---|---|
ファームウェア(CFD-20S / CFD-21S 共通) | 1.07 | 2009/05/12 |
history.txt | - | - |