μITRON
μITRON仕様準拠 リアルタイム・マルチタスクOS
REALi/SH
フリーウェア
販売終了品【2002年05月31日】 販売終了のご案内
REALiは、μITRON仕様に準拠した組込み用途向けのリアルタイム・マルチタスクOSでバージョン2.0仕様のシステムコールのほとんどを提供します。カーネルはほとんどがC言語で記述されているため高い移植性と信頼性を実現しています。
民生機器、OA機器、AV機器、FA機器、車載機器、通信機器、ロボット機器、医療機器、産業機器、インターネット機器など幅広い分野に適用できます。
リアルタイムの複雑な制御、多彩なニーズにお応えします。
C言語インタフェースを用いることで、アセンブラ・Cの両言語で開発が可能
低価格でロイヤリティフリー、ドライバライブラリをOSと同時に提供
特長
- ランタイム ライセンスフリー
MPUの特定ベクタ、割り込みは内部で未使用、必要なメモリも最小なのでMPUの資源を自由に使いながらマルチタスクOSを使えます。機器に自由に組み込んでお使いください。
- カーネル全ソースコードを提供
ヘッダファイルをインクルードしてコンパイル/リンクするだけでシステム構築ができます。必要なタスク数などはすべてソース上で設定可能です。
- 簡単に使えるライブラリ形式で提供
全ソースコードが提供されるためユーザーのシステムに最適化することが可能です。また、コードのほとんどがC言語で記述されているので移植も容易です。
- SH-1、SH-2対応
動作確認済みチップ:SH703x,SH704x,SH705x,SH7604 (SH7055は未対応)
対応コンパイラ:SHC、GCC
仕様
対応CPU | ルネサス エレクトロニクス社製 SH-1/SH-2シリーズ |
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動作確認済みチップ | SH703x,SH704x,SH705x,SH7604 (SH7055は未対応) |
カーネルサイズ | 約12KByte~ |
対応Cコンパイラ | SHCコンパイラ、GCC |
REALiには、以下の弊社製CPUボードに対応したサンプルプログラムが添付されています。
CPU | 弊社CPUボード |
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SH7032 | AP-SH-0A |
SH7043 | AP-SH2-0A |
SH7044 | AP-SH2F-2A |
SH7045 | AP-SH2F-0A |
SH7051 | AP-SH2F-1A |
システムコール一覧
(1) システム管理機能
- 1.ini_sys (Init System)
- システムを初期化する
- 2.sta_sys (Start System)
- マルチタスクを開始する
- 3.ext_sys (Exit System)
- マルチタスクを終了する
(2) タスク管理機能
- 1.cre_tsk,xcre_tsk (Create Task)
- タスクを生成する
- 2.sta_tsk (Start Task)
- タスクを起動する
- 3.del_tsk (Delete Task)
- タスクを削除する
- 4.ext_tsk (Exit Task)
- 自タスクを正常終了する
- 5.exd_tsk (Exit and Delete Task)
- 自タスクを正常終了後、削除する
- 6.ter_tsk (Terminate Task)
- 他タスクを強制的に異常終了させる
- 7.chg_pri,ichg_pri (Change Priority)
- タスク優先度を変更する
- 8.rot_rdq,irot_rdq (Rotate Ready Queue)
- タスクのレディキューを回転する
- 9.rel_wai,irel_wai (Release Wait)
- タスクの待ち状態を強制解除する
- 10.get_tid (Get Task Identifer)
- 自タスクのIDを得る
- 11.tsk_sts (Get Task Status)
- タスクの状態を見る
(3) タスク付属同期機能
- 1.sus_tsk,isus_tsk (Suspend Task)
- タスクを強制待ち状態へ移行する
- 2.rsm_tsk,irsm_tsk,frsm_tsk (Resume Task)
- 強制待ち状態のタスクを再開する
- 3.slp_tsk (Sleep Task)
- タスクを待ち状態へ移行する
- 4.wai_tsk (Wait for Wakeup Task)
- タスクを一定時間待ち状態に移行する
- 5.wup_tsk,iwup_tsk (Wakeup Task)
- 待ち状態のタスクを起床する
- 6.can_wup (Cancel Wakeup Task)
- タスクの起床要求を無効にする
(4) 同期・通信機能・イベントフラグ
- 1.set_flg,iset_flg (Set EventFlag)
- 1ワードイベントフラグをセットする
- 2.clr_flg (Clear EventFlag)
- 1ワードイベントフラグをクリアする
- 3.wai_flg (Wait EventFlag)
- 1ワードイベントフラグを待つ
- 4.pol_flg(Poll EventFlag)
- 1ワードイベントフラグを得る
- 5.flg_sts (Get EventFlag Status)
- 1ワードイベントフラグ状態を参照する
(5) 同期・通信機能・セマフォ
- 1.sig_sem,isig_sem (Signal Semaphore)
- セマフォに対する信号操作
- 2.wai_sem (Wait on Semaphore)
- セマフォに対する待ち操作
- 3.preq_sem (Poll and Request Semaphore)
- セマフォに資源を得る
- 4.sem_sts (Get Semaphore Status)
- セマフォ状態を参照する
(6) 同期・通信機能・メールボックス
- 1.cre_mbx,xcre_mbx (Create Mailbox)
- メールボックスを生成する
- 2.snd_msg,isnd_msg (Send Message to Mailbox)
- メールボックスへ送信する
- 3.rcv_msg (Receive Message from Mailbox)
- メールボックスからの受信を待つ
- 4.prcv_msg (Poll and Receive Message from Mailbox)
- メールボックスから受信する
- 5.mbx_sts (Get Mailbox Status)
- メールボックス状態を参照する
(7) 割り込み管理機能
- 1.def_int (Define Interrupt Handler)
- 割り込みハンドラを定義する
- 2.ret_int (Return from Interrupt Handler)
- 割り込みハンドラから復帰する
- 3.chg_ims (Change Interrupt Mask)
- 割り込みマスクを変更する
- 4.ims_sts (Get Interrupt Mask Status)
- 割り込みマスクを参照する
(8) メモリプール管理機能
- 1.cre_mpl,xcre_mpl (Create Memory Pool)
- メモリプールの生成
- 2.get_blk (Get Memory Block)
- 固定長メモリブロックの獲得待ちを行う
- 3.pget_blk (Poll and Get Memory Block)
- 固定長メモリブロックを獲得する
- 4.rel_blk (Release Memory Block)
- 固定長メモリブロックを返却する
- 5.mpl_sts (Get MemoryPool Status)
- メモリプールの状態を参照する
(9) 時間管理・タイマハンドラ機能
- 1.set_tim (Set Time)
- システムクロックを設定する
- 2.get_tim (Get Time)
- システムクロックの値を読み出す
- 3.def_cyc (Define Cyclic Handler)
- 周期起動ハンドラを定義する
- 4.act_cyc (Activate Cyclic Handler)
- 周期起動ハンドラの活性制御を行なう
- 5.cyh_sts (Get Cyclic Handler Status)
- 周期起動ハンドラの状態を参照する
- 6.def_alm (Define Alarm Handler)
- アラームハンドラを定義する
- 7.alh_sts (Get Alarm Handler Status)
- アラームハンドラの状態を参照する
- 8.sys_clk (Count System Clock)
- 待ちに対するタイマ処理
- 9.sys_tim (Count System Timer)
- 周期起動・アラームハンドラのタイマ処理
システムコール一覧
(1) シリアル通信ライブラリ
- 1.AP_SioOpen
- SIOをオープンする
- 2.AP_SioClose
- SIOをクローズする
- 3.AP_SioPutc
- SIOに一文字送信する
- 4.AP_SioPuts
- SIOに文字列を送信する
- 5.AP_SionPuts
- SIOにnバイト文字列を出力する
- 6.AP_SioGetc
- 受信バッファから一文字取り出す
- 7.AP_SioSte
- ステータス情報を得る
- 8.AP_SioRx
- 受信割り込みの制御をする
- 9.AP_SioTx
- 送信割り込みの制御をする
- 10.IntSnd
- 送信割り込み処理
- 11.IntRcv
- 受信割り込み処理
- 12.IntREr
- 受信エラー割り込み処理
(2) FlashROMライブラリ
- 1.AP_FIReset
- FlashROMのリセットをする
- 2.AP_FISignature
- FlashROMのシグネチャコードを取得する
- 3.AP_FIErsChip
- FlashROMのチップ消去をする
- 4.AP_FIErsSect
- FlashROMのセクタ消去をする
- 5.AP_FIWrtW
- FlashROMへワード書き込みをする
- 6.AP_FIWrtWBlk
- FlashROMへブロック単位のワード書き込みをする
- 7.AP_FIChkClr
- FlashROMのイレースチェックをする
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