2017年03月28日

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RZ/G Linuxプラットフォーム対応
「RZ/G1E-PF」搭載 産業機器向けLinux CPUボードを発売

株式会社アルファプロジェクト(本社:静岡県浜松市 代表取締役 伊達隆昭)は、Arm® Cortex®-A7 @1.0GHzデュアルコアの高性能SoC「RZ/G1E-PF」(ルネサス エレクトロニクス社製)を搭載した産業機器向けLinux CPUボード「AP-RZG-0A」を開発し、2017年6月に発売を予定しています。

「AP-RZG-0A」は、標準OSとしてLinuxを採用し、ルネサス エレクトロニクス社が提供するRZ/G Linuxプラットフォームに対応しています。

近年、IoT用途など機能の高度化により産業機器への組込みLinuxの需要はますます高まっています。その一方で、オープンソースとして入手できる組込みLinuxは基本的に無保証であるため、動作検証・メンテナンスを開発者が個別に行う必要があり、開発の負担となっています。また、開発環境の構築には専門知識が必要なため、RTOS(リアルタイムOS)が多く用いられている産業機器への組込みLinuxの導入障壁の一因となっています。

今回、RZ/G Linuxプラットフォームでは、動作検証済みLinux標準パッケージとしてLinux、マルチメディアミドルウェア、GUI(Graphical User Interface)、セキュリティなどを提供するほか、有償でクラウド上でのビルド、検証、解析を行う開発ツール群とソフトウェア・アドオンにより機能の拡張が容易な動作検証済みミドルウェアが提供されます。このRZ/G Linuxプラットフォームの採用により、開発環境を容易に整備することができるとともに、安定した動作検証済みLinuxを利用できますので、開発・検証・メンテナンスの工数を大幅に低減することができます。

「AP-RZG-0A」に採用されている「RZ/G1E-PF」は、Arm® Cortex®-A7 @1.0GHzデュアルコアの高い処理性能に加え、3Dグラフィックエンジン、FullHD動画エンコード、デコードに対応した高度なグラフィックス機能を備え、リッチなHMIを実現することが可能です。また、Ethernet、microSD、USB2.0、AUDIOなどの機能を標準搭載するとともに、無線LAN、CMOSカメラ、CANなど機能拡張オプションにも対応しています。

また、今回アルファプロジェクトは、ルネサス エレクトロニクス社が4月11日に開設予定の「産業向けルネサスマーケットプレイス」に参加します。

アルファプロジェクトでは、「AP-RZG-0A」の販売とともに、RZ/G1Eを搭載したカスタマイズ製品の設計・供給のほか、インテグレーションサービスも提供いたします。

AP-RZG-0A詳細 : https://www.apnet.co.jp/product/rza/ap-rzg-0a.html

本件に関するお問い合わせ

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