2021年03月31日

IoTエンドポイントのアプリケーション開発に最適な
ボードコンピュータ「AP-RA6M-1A」を発表

株式会社アルファプロジェクト(本社:静岡県浜松市 代表取締役 伊達隆昭)は、ルネサス エレクトロニクス社のRAファミリ「RA6M5」を搭載した組込みボードコンピュータ「AP-RA6M-1A」を開発いたしました。本製品は、RA6M5マイコンとEthernet、無線LAN/Bluetooth、CAN-FD、USBなど豊富な通信インタフェースを備え、IoTエンドポイントのアプリケーション開発に最適なボードコンピュータとして4月20日から受注を開始いたします。

産業機器から家電まで、さまざまな環境で利用されるIoT機器では、高い処理能力のほか、通信内容の暗号化のみならず鍵管理や改ざん検知、サイドチャネル攻撃への強い耐性など、高度なセキュリティ機能が要求されています。

今回発売する「AP-RA6M-1A」に搭載されるRA6M5は、最高200MHzで動作するArm®Cortex®-M33コアと、TrustZone®機能を搭載し、高速かつセキュリティに優れたプロセッサです。また、本製品はEthernet、USB、CAN-FDなどの有線通信インタフェースに加え、無線LAN/Bluetooth機能を標準搭載し、IoTエンドポイントのアプリケーションに柔軟に対応します。(※TrustZoneはArmのセキュリティ技術)
ソフトウェア開発環境としては、RTOSとミドルウェアを含むフレキシブルソフトウェアパッケージ(FSP)が利用可能で、開発期間の短縮と開発コストの低減が可能です。

また、周辺拡張アダプタとして、最大5MbpsのCAN-FD通信に対応したCANトランシーバアダプタ「PC-CAN-03」も同時に発売いたします。

特長

  • RAファミリ「RA6M5」搭載

    Arm Cortex-M33 動作周波数 200MHz
    TrustZoneセキュア機能搭載

  • 大容量メモリを搭載

    内蔵FlashROM 2MByte
    内蔵SRAM 512KByte

  • 豊富なインタフェース搭載

    Ethernet、CAN-FD、USB Function、microSD、シリアル(UART) I/F
    CANトランシーバアダプタ「PC-CAN-03」対応

  • 無線インタフェース搭載

    無線LAN/Bluetoothモジュール搭載

  • 外部拡張が容易

    外部接続用コネクタへ必要な信号線を引き出してあります。

  • フレキシブル・ソフトウェア・パッケージ(FSP)を無償で利用可能
  • 回路図・サンプルプログラムを提供

    開発作業へスムーズに着手いただけるとともに、教育や研修用に最適です。

AP-RA6M-1A製品写真

AP-RA6M-1A外観

AP-RA6M-1A
PC-CAN-03

製品情報 : https://www.apnet.co.jp/product/option/pc-can-03.html

  • AP-RA6M-1A製品写真

    AP-RA6M-1A 表面

    基板寸法:80×60mm(コネクタ、突起物除く)

本件に関するお問い合わせ

  • ※ArmおよびCortexは、米国および/またはその他の地域におけるArm Limited(またはその子会社)の登録商標です。
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  • ※記載の内容は改良のため、予告なく変更する場合がございます。